上賀茂神社
JA京都市 上賀茂支店
地理・歴史
西は雲ヶ畑の郷より流れる賀茂川、東は大原の郷より流れてくる高野川に挟まれた扇状地形で、古くは源氏物語や枕草子にも登場し、今日迄何千年もの間、良質で豊富な水と肥沃な大地に恵まれ、農耕が繁栄してきました。「五穀豊穣」「天下泰平」を祈願する京の三大祭りの1つ、葵祭で有名な世界文化遺産上賀茂神社のお膝元といった方が早いかもしれませんね。
歴史上も、古く平安京が出来る以前から賀茂族が開拓し、上賀茂では朝廷をはじめ庶民に至るまで一丸となり京野菜の発展に努めて来た所です。
名所
◆上賀茂神社正式名称は賀茂別雷神社(カモワケイカヅチジンジャ)といい、世界文化遺産に登録されています。京都三大祭の1つ、葵祭でも有名です。
◆貴船神社(北区 柊野)
雨水を司る神が祀られています。柊野地区の産土神です。
◆大田神社
寿命長久の守護神として、また、縁結び、芸能上達の神として信仰を集めています。大田の沢のかきつばたは天然記念物に登録されています。
◆社家町
一帯には、約15軒の社家と町屋が残されています。土塀と明神川に架かる社家橋が特徴的で、上賀茂伝統的建造物郡保存地区に指定されています。
◆深泥池
深泥池の水生植物群落を保護するため、昭和2年に国の天然記念物に指定され、昭和63年には生物郡集全体が対象になりました。
農業
都市農業の発展した地域であり、多くの後継者が育っています。賀茂なすや発酵食品のすぐきが特産です。古くから主に洛北地域内で収穫した野菜を農家が直接売り歩く「振り売り」が行われており、地産地消が根付いています。(平成22年農林水産大臣賞地域振興部門賞を受賞)